Appleは2016年に再設計されたMacBook Proで初めてTouch Barを搭載しました。これは、Windowsノートパソコンメーカーが当時、そして現在もノートパソコンにタッチスクリーンを搭載し続けていたことに対する革新的なソリューションと評されました。しかし、長年にわたり、多くのユーザーはTouch Barがほとんど使えず、高価な追加機能であることを認識してきました。
2019年11月、Appleは15インチMacBook Proの主要な問題を解決した16インチMacBook Proをリリースしました。「esc」キーの復活、信頼性の高いシザースイッチキーボード機構への回帰など、数々の気の利いた変更が行われました。16インチMacBook Proについて議論するため、当時Appleのワールドワイドマーケティング担当SVPを務めていたフィル・シラー氏が、人気テック系YouTuberのジョナサン・モリソン氏と対談しました。モリソン氏は議論の中で、Touch Barは廃止されるのかと質問しました。Touch Barに対する人々の不満は、まさにその通りだったのです。

タッチバーなし、Apple Silicon搭載
ブルームバーグの著名なApple記者、マーク・ガーマン氏が、次期MacBook ProにはTouch Barが搭載されないと明らかにしました。次期MacBook Proには、MacBook Airと同様の従来のファンクションキーが搭載される予定です。MacBook Proを購入しようとしていた人たちは、Touch Barが搭載されていないMacBook Airを購入したのです。MacBook Proの未来は再び明るくなりそうです。Touch Barの廃止により、Appleが次期MacBook Proの価格を引き下げるかどうかは不明ですが、価格が200~300ドル(米ドル)ほど下がると見込まれています。

次期MacBook Proラップトップは、AppleのARMベースチップを搭載する予定です。昨年、AppleはMacをIntelから自社製のApple Siliconに移行すると発表しました。また、同社は現行の13インチMacBook Proの後継機となる、新型14インチMacBook Proの開発を進めているという噂もあります。