レビュー:Solis SO-8000 ステレオ Bluetooth 真空管オーディオシステム

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レビュー:Solis SO-8000 ステレオ Bluetooth 真空管オーディオシステム

ハイファイへのノスタルジアが高まっています。レコードは、ストリーミングサービスに比べると確かに利便性に欠けるものの、日に日に人気が高まっています。オーディオファンは、その触感と温かみのあるサウンドに魅了されています。しかし、往年のオーディオ技術を体験できるのはターンテーブルだけではありません。真空管アンプは、サウンドに心地よい歪みを加えてくれます。Solis SO-8000は、真空管プリアンプ部を備えたコンパクトなスピーカーアンプで、2つのアナログ入力に加え、Bluetoothストリーミングにも対応しています。

レビュー:Solis SO-8000 ステレオ Bluetooth 真空管オーディオシステム

箱の中には、ブックシェルフシステムに必要なものがすべて揃っています。デュアルドライバー、リアポート付き4Ωスピーカー、スピーカーケーブル、RCAケーブル、真空管周りの埃を掃除するためのブラシ、そして真空管を扱うための手袋です。SO-8000のアンプは、12AX7真空管2本とトランス真空管がむき出しになっており、独特のモダンさを感じさせる外観です。プリアンプ真空管の前には、1970年代のアンプにはなかった、低音域に反応するVUメーターを備えた6E2真空管が1本搭載されています。すべてのコンポーネントは、艶やかな光沢ブラック仕上げです。

レビュー:Solis SO-8000 ステレオ Bluetooth 真空管オーディオシステム

SO-8000 のアンプの定格電力は 17 ワット RMS です。

一見するとアンプのパワー不足に思えるかもしれませんが、ニアフィールドセットアップには十分で、特に付属スピーカーは優れています。ロスの大きいBluetoothストリーミング(SBC、aptX)と真空管アンプを組み合わせるのは珍しい選択ですが、期待通りの動作をします。しかし、SO-8000の付属スピーカーにはそれほど感心しませんでした。お馴染みの5インチウーファーと1.25インチツイーターを搭載していますが、同サイズのスピーカーと比べても低音域の伸びが物足りず、箱から出した状態では明るすぎる音で、時折鼻にかかったような音に聞こえました。


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