アップル、サプライチェーンの安全確保のため新たなサイバーセキュリティプログラムを開発へ

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アップル、サプライチェーンの安全確保のため新たなサイバーセキュリティプログラムを開発へ

AppleのCEO、ティム・クック氏は、ジョー・バイデン米国大統領が議長を務めるサイバーセキュリティ会議に出席しました。クック氏に加え、Google、Microsoft、Amazonといった大手IT企業のCEOも会議に出席しました。世界中の多くのサービスの円滑な運営にサイバー攻撃が多発している現状において、これは重要な議論です。

ホワイトハウスで開催されたサイバーセキュリティ会議に出席したテクノロジー企業の幹部全員が、安全なサイバー空間の構築に向けた国の取り組みを強化することを約束したと報じられています。iPhoneメーカーのAppleは、自社の技術サプライチェーンが安全かつ確実に、そして様々なサイバー脅威から保護されるように、新たなプログラムを構築する予定です。また、従業員に対し、多要素認証の活用、サイバーセキュリティに関する知識の向上、インシデント対応の改善のためのトレーニングを実施する予定です。

アップル、サプライチェーンの安全確保のため新たなサイバーセキュリティプログラムを開発へ

世界的検索エンジン大手のGoogleは、サイバーセキュリティ強化のため、今後5年間で100億ドルという巨額の投資を計画しています。また、「キャリア・サーティフィケート」プログラムを通じて、少なくとも10万人の米国市民の研修にも取り組む予定です。一方、レドモンドに本社を置くWindows OSメーカーのMicrosoftは、今後5年間で200億ドル以上の投資を約束しています。Microsoftはさらに、政府機関が利用するシステムのセキュリティ強化のため、1億5000万ドルを投資する予定です。

マイクロソフトは、米国におけるサイバーセキュリティの向上に最も多くのリソースと資金を投入しています。最古参のテクノロジー企業の一つであるIBMも、3年間で15万人以上のサイバーセキュリティ研修を実施する予定です。IBMはまた、他社の重要なデータを安全に保管するための新しいデータストレージ技術も発表しました。eコマース大手のAmazonは、 Amazon Web Service(AWS)ユーザーに多要素認証デバイスを無償提供する計画です。

現在の世界情勢では、サイバーセキュリティは最も重要な分野の一つとなっています。

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