アップルのCEOティム・クック氏は最近、コロナウイルスの発生とそれが同社の事業に与えた影響を詳述したメモを送った。
クック氏はメモの中で、最大の懸念は中国のサプライヤー、顧客、パートナー、そして従業員にあると述べた。また、アップルのCEOは、新型コロナウイルスへの対応に尽力してきたチームにも感謝の意を表した。回復は「予想よりも遅い」ものの、クック氏はアップルは「根本的に強固」であり、今回の感染拡大は一時的な混乱に過ぎないと述べた。

中国全土でコンタクトセンター、企業オフィス、そして店舗が再開しているものの、通常の状態への回復は遅れている。Appleは投資家向け書簡の中で、第2四半期の売上高見通しである630億ドルから670億ドルは達成できないと述べており、新たな見通しの範囲はまだ設定していない。クパティーノに本社を置く同社は、iPhoneの供給制約と、新型コロナウイルスの影響によるApple製品の需要への対応不足が理由だとしている。