アップルはモディの「自立したインド」に惹かれている

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アップルはモディの「自立したインド」に惹かれている

Appleはインドでの事業拡大のため、引き続き多額の投資を行っています。同社は間もなく、インドで組み立てられたiPhone 12の販売を開始する予定です。その結果、iPhoneの価格はかなりの値下げとなるでしょう。Appleは現在、中国で製造されたiPhone 12モデルに高額な輸入関税を支払っており、そのコストは消費者に転嫁されています。

iPhone 11、iPhone XR、iPhone SEは現在インドで組み立てられています。そのため、インドで組み立てられたiPhoneの価格は、米国などの他の国で製造されたiPhoneと同水準となっています。

アップルはモディ首相の「自立したインド」に魅力を感じている

「インドの製造企業は、グローバルサプライチェーンの不可欠な一員となり、コアコンピタンスと最先端技術を保有する必要がある」と、シタラマン首相は2月1日の演説で述べた。4月1日から始まる次年度の政府支出計画には、外国メーカーのインド進出を促すための280億ドル(約2兆3160億ルピー)規模のプログラムが盛り込まれている。このプログラムは、自動車、電子機器、医薬品などの業界で一定の売上目標を達成した企業に現金インセンティブを提供し、事業コストの低い中国やベトナムといった地域のライバル国からの投資家誘致を目的としている。


インドで作る
インドで作る

今年初め、Appleはインドでの事業が前年同期比で倍増したと発表しました。インドでの製品組み立て開始に伴い、製品価格が引き続き下落しているため、同社は成長を続けています。

「インドを例に挙げると、前四半期の事業は前年同期比で倍増しました。しかし、インドでの事業の絶対レベルは、機会の規模に比べてまだかなり低いです。この状況を踏まえて世界中を見渡せば、同じような市場が他にも見つかるはずです」と、AppleのCEO、ティム・クック氏は2021年第1四半期の決算発表で述べた。


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