AppleのApp Storeのプライバシーラベルは不公平だとWhatsAppが主張

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AppleのApp Storeのプライバシーラベルは不公平だとWhatsAppが主張

Appleは、プライバシーとサイバーセキュリティの重要性を常に強調しているテクノロジー企業の一つです。長年にわたり、適切なプライバシープロトコルを実装するために、デバイスとサービスに大幅な変更を加えてきました。それだけでなく、Appleは、サードパーティのウェブサイトやアプリに実際のApple IDを渡すことなく、一時的なメールアドレスでApple IDにログインできるサービスなど、多くの新サービスも開始しています。

Appleは年次開発者会議「WWDC 2020」において、プライバシー保護の強化を目的としたApp Storeへの主要な新機能を発表しました。この新機能により、ユーザーはインストールしようとしているアプリがどのようなデータを収集するのかを、インストール前に知ることができます。

AppleのApp Storeのプライバシーラベルは不公平だとWhatsAppが主張

各アプリの製品ページでは、アプリが収集する可能性のあるデータの種類と、そのデータがユーザーに紐付けられているか、あるいはユーザーを追跡するために使用されるかについて、ユーザーが知ることができます。今秋より、App Store Connectで、アプリのプライバシー慣行に関する情報(アプリにコードを統合するサードパーティパートナーの慣行を含む)を提供する必要があります。

出典:アップル

WhatsAppは「不公平なルール」と主張

Facebook傘下のメッセージングサービスWhatsAppは、Appleの新しい規則に同意していないようだ。WhatsAppは、iMessageなどのAppleアプリはアプリに組み込まれておりインストールが不要なため、新しいプライバシーラベル機能は適用されないと述べている。一方、WhatsAppはApp Storeからインストールする必要があり、プライバシーラベルの表示が義務付けられる。

AppleのApp Storeのプライバシーラベルは不公平だとWhatsAppが主張

 WhatsAppの担当者はAxiosとのインタビューで、「ファーストパーティアプリとサードパーティアプリでラベルは統一されるべきだと考えています」と述べました。 「読みやすい情報を提供することは良いスタートですが、ダウンロードしたアプリの『プライバシー栄養』ラベルと、iMessageのようなプリインストールアプリのラベルを比較できるようにすることが重要であると考えています。」

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