iPad用のバッテリーケースはiPhone用ほど多く見かけませんが、Digital Treasures Props Power Case(120ドル)は注目に値します。レビュー用に12000mAhモデルを入手しましたが、8000mAhバージョンもあります。フォリオスタイルのケース自体は特に目新しいものではなく、これまでも見てきたスタイルですが、外出先でタブレットを充電する必要がある人にとっては、保護性能と電源の両立が最適な選択肢となるでしょう。Digital Treasuresには、ケース充電用のUSBケーブルと電源出力用のアダプタが付属していますが、LightningケーブルまたはDockコネクタケーブルは別途ご用意ください。

フェイクレザーのフォリオケースはかなり厚みがありますが、バッテリーを内蔵しない、ほぼ同じサイズの類似ケースを見たことがありました。開口部の縁にはマグネット式のタブが付いており、タブレットを使用していない時は閉じておくことができます。内側には、iPadを固定するためのX字型のゴム製フレームが付いています。
つまり、角は保護されているものの、四隅の大部分が露出しています。ボタンやポートに完全にアクセスできるとはいえ、理想的なデザインとは言えません。しっかりとカバーしてくれる方がずっと良いでしょう。「Props」とは、iPadを横向きに立てられる機能のことです。前面カバーの内側にゴムが張られているため、お好みの角度に調整できます。


Props Power Case のバッテリーは前面カバー内に収納されており、厚さは 1/4 インチ強です。
LightningコネクタまたはDockコネクタポートの下、下端には電源入力ポート、バッテリーインジケーターランプ、電源ボタン、そして出力用のMicro-USBポートがあります。入力電流は1Aのみに対応しているため、パソコンから充電する場合でも、手持ちの充電器から充電する場合でも、ケースの充電にはかなり時間がかかります。2A出力を謳っていますが、私たちのテストではそうではありませんでした。

Props Power Caseは、6時間45分で第4世代iPadを65%充電できました。これは過去のバッテリーの性能から見て期待通りの数値ですが、パッケージに記載されている70%という数値にはわずかに及びません。充電中は青いバッテリーインジケーターが点灯し続けるため、暗い部屋で充電する場合、少し気になるかもしれません。それ以外は、期待通りの動作でした。


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