消費者向けテクノロジーは10年以上も成長を続けており、今後もその勢いは衰えそうにありません。家族全員で共有する家庭用デスクトップパソコンや、最初の携帯電話から始まったテクノロジーは、今やはるかに大きなものへと進化しました。今では、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、スマートウォッチなど、1人が同時に所有することも珍しくありません。
Statistaのデータによると、米国のスマートフォンユーザー数は2010年以降4倍以上に増加し、現在2億6,590万人に達すると予測されています。同様に、携帯電話修理業界も近年、壊れやすいスマートフォンやタブレットの利用増加に伴い、力強い成長を遂げています。IBISWorldによると、米国の携帯電話修理業界の2018年の総収益は40億ドルに達しました。


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しかし、テクノロジー関連の修理となると、人々は通常2つの選択肢に直面します。正規ブランド店でデバイスを修理してもらうか、独立系の修理業者に依頼するかです。後者を選ぶ人が増えており、Appleでさえ最近、独立系の修理業者によるデバイスの修理を許可すると発表しました。
しかし、なぜでしょうか?独立系テック修理店の増加を促しているものは何でしょうか?その答えを探ってみましょう。
消費者は選択肢を求めている
スマートフォン、ノートパソコン、その他の家電製品は通常安価ではないため、デバイスが故障した場合、人々は様々な選択肢を利用できる権利があります。実際、Appleが独立系業者によるデバイスの修理を認める決定は、「修理する権利」活動家や消費者から以前の修理方針に対する批判が高まったことを受けてのものです。
個人商店の方が安いことが多い
多くの場合、独立系修理店は正規の修理店を利用するよりも安価です。これは、独立系修理店はより小規模で柔軟な人員構成を維持でき、また、修理に必要な部品を安価に調達できるためです。一般的に、独立系修理店と正規修理店が競争するオープンな市場が存在することで、消費者にとって価格が下がることになります。自営業の方は、正規修理店での修理費用をカバーするために、オンラインで損害賠償責任保険に加入できますが、独立系修理店は、こうした安全策に投資していない方にとっての選択肢となります。
独立系修理店は、多くの場合、より安価なサービスを提供できるだけでなく、おそらくより迅速な対応も可能でしょう。ほとんどの町には修理店が簡単に見つかるので、壊れた機器を預けてすぐにまた戻って回収に行けます。このプロセスだけでも、多くの正規店で採用されている複雑なチケットシステムよりもはるかに迅速です。
利便性
独立系修理業者は、幅広い機器の修理に対応しているため、あらゆる修理ニーズをワンストップで満たすことができます。つまり、機器が故障した際に、どこに修理を依頼すればよいかが明確になります。そのため、故障する機器ごとに対応場所が変わる可能性のある正規販売店を利用するよりも、独立系修理業者の方が便利な選択肢となります。